2010/5/25
ドップラーライダーに燃料電池電源をご提供
ドップラーライダーの電源については何とかしたいと思っていました。
すでに立っている風力発電機の性能評価のように、観観測サイトの近くに電源があるときは、風力発電機などからドップラーライダーの電源がとれるので、
問題がありませんでした。
一方で、どうしても外部電源が引けないとき、ガソリン発電機を配備するなど方法はありますが、燃料タンクの容量から、毎日の給油が必要でした。
法律上の制限で、燃料タンクの増設も困難です。
そこで登場、燃料電池。
直接、水素ガスを燃料にします。次の特長があります。
- 燃料が長持ち=標準7000リットルボンベ1本で約3日間(運転環境によります)
- 燃料が安価=7000リットルボンベ1本の水素で3千円程度(地域差はあります)
- 運転が静か=ファンの回る音と排水ガス抜き音程度
- 水素ガスは高圧ガス業者が運んでくれる
- 水素ガスの貯蔵に関する法律上の制限は小さい(通常使う量なら制約なし)
まだまだ改善の余地はありますが、まずは未電源観測サイトでのドップラーライダー観測の電源に、実践的解決方法が提供できるようになりました。
従来の風況タワーでの風況観測における、風速・風向センサーの凍結対策にも、応用を広げて行きたいと思っています。
ランニング性能テスト風景
2009/9/15
データロガー2000Jプラス登場
風況調査データロガー2000Jに標準で組み込まれていた、風速センサー#40専用のチャンネルが、3チャンネルから6チャンネルに「増量」。
名前も「2000Jプラス」に。
予備の3チャンネルは変わりません。合計すると、9チャンネルの風速チャンネル容量となりました。
チャンネル構成は次のとおり。
デジタルチャンネル:
1〜3と13〜15 > 風速センサー#40専用
4〜6 > 風速センサー等スペア
アナログチャンネル:
7〜8 > 風向センサー#200P専用
9〜12 > 風向センサー等スペア
製品ページ > 2000J/2000Jプラス
2000Jプラスのデータは、これまでのデータ回収ソフトでは読み取れません。次の最新バージョンに上書きしてください。
最新バージョンは、従来機にも対応しています。