風力発電

風のエネルギーは風速の3乗

風力発電とは、風のエネルギーを電力に変換して利用することです。もとになる風のエネルギーは、風が強くなるほど非常に大きくなります。 風速の3乗に比例してエネルギーは増えます。したがい、風力発電を検討するためには、風が強いことが非常に重要です。 風力発電を使ってみて満足する結果を得るために、良好な風のエネルギーが得られる場所を選定してください。


小型風力発電機

英Marlec社製小型風力発電機をお取り扱いしています。


風力発電への第一歩は信頼できる風況調査

風はなかなか目に見えません。
地中深く眠っている石油資源をボーリング調査するように、風力エネルギー資源は利用しようとする前に、資源自体があるのかないのか調べなければなりません。 それが風況調査です。気候の異なる四季がはっきりしている日本の場合は特に、最低1年間の観測が必要です。 また日本は地形が複雑で、計画する風力発電サイトに極力近い場所で調査することが必要となります。 商用風力発電機は年々大型化が進み、高層の観測が必要となりました。将来の計画がずれないように、正確な風況調査を実施してください。

風況調査

風力発電のために風況を観測するということ。
それは、現実の風力発電機が将来どれくらい発電することが期待できるかということを予測するためです。 そのためにはエネルギーに3乗で効いてくる風速は言うに及ばず、風の質も重要です。 乱流強度が大きいと、せっかくの強風がエネルギーとしてうまく回収できないばかりか、風力発電機の寿命を短くする原因になります。 風力発電機のローター中心付近の高さで風を観測することが理想的ですが、近代風力発電機の大型化は著しく、そのような高さでの観測は経済的に現実的ではありません。 より高所の風況を予測するため、鉛直方向の風の分布を観測することも重要です。 観測の主役である風速や風向センサーが、自身の支持構造物からの影響を受けないクリアランスの確保も必要です。

風況観測機器構成
センサーの配置

ドップラーライダー

ドップラーライダーは風を計測するための新しい技術です。

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