ドップラーLiDARトップ > ナセル搭載 > 原理と特長 > ローター等価風速への対応

ローター等価風速を観測する

IEC 61400-12-1 エディション2ではローター等価風速(Rotor-Equivalent Wind Speed)が定義されようとしています。

風力発電機の大型化とローターの大口径化に伴い、従来のローター中心の風速だけでは風速に対するタービンのパフォーマンスを代表できなくなってきたためです。

ローター等価風速はローター面を水平にスライスし、それぞれへの風速をスライス面積に按分して算出します。従い、ローター中心の風速のみならず、鉛直プロファイルが必要となります。これをナセルの上から観測できるのが円錐スキャンのゼフィアDMです。

ローター面のスライス


ローター等価風速は次の式で定義されます。

ローター等価風速定義式


パワーカーブ改善